シティグループのサブプライム関連損失が大きかった事、12月の小売売上高(アメリカ)が低かった事などを背景に円高が進行しています。 今回はドル売りと言うよりも円買いの様相が強いようで、EUR/USDは下落(ドル高)になっていますし、主要通貨のクロス円は円高に進んでいます。

今週一杯は、連日アメリカの銀行の決算発表がありますし、重要指標の発表があります。 また、17日にはバーナンキFRB議長の議会証言もあります。 なお一層の円高になる可能性が高い事には注意して、為替関連取引を行われた方が良いかと思います。

今週の予定(北米地域)

  1. 16日
    • 12月の消費者物価指数
    • 12月の鉱工業生産、設備稼働率
    • 10-12月期決算=JPモルガン・チェース
  2. 17日
    • 12月の住宅着工件数
    • 12月の半導体製造装置BBレシオ
    • バーナンキFRB議長の議会証言
    • 10-12月期決算=メリルリンチ、IBM
  3. 18日
    • 1月の消費者態度指数
    • 10-12月期決算=ゼネラル・エレクトリック

午前10時現在、FRBが緊急会合を開くという噂が市場に流れています。 ひょっとするとFOMCを待たずに緊急利下げをするかもしれません。 今後の動向に関しては注意が必要です。