いろんなFPさんのブログなんかを読んでいると、最近になって「確定拠出年金がオススメ」という記事を見かけるようになった。 確かに、株価も下落し、為替も円高に進んでいる中では「税制優遇のある投資信託」として見るとオススメかもしれない。 但し、運用は「投資信託」ですから自己責任となる事をお忘れ無く。 当然、元本割れのリスクもあり得る(元本保証型=低リスク低リターンの商品もあります)事は絶対に忘れてはならない。
そうして考えてみると、全額を確定拠出年金に拠出するのは如何なものかという気がしている。 自分でも検討をしてみるために資料を取り寄せたのだが、投資信託としてはインデックス系に偏った商品構成になっているし、国際株式を扱ったものは見あたらなかった(業者によってはあるようだ)。 拠出した金額に応じて税金が控除されるので、直接投資信託を購入するよりはメリットは大きいのは確かだ。 しかしながら、微妙に中途半端という印象を否めない。 また、口座管理料等の手数料も少額ながら取られるようなので、トータルで考えた方が良いだろう。
意外にオススメなのが、最近になって良くテレビCMを見かけるようになった国民年金基金である。 こちらは、貰える金額が約束されているタイプ(確定給付)なので、安心感もある。 もちろん、公的年金であるため株式や債券などで、プロの手によって運用されているものだ。 自分で運用なんて考えたくないという方にはオススメである。
おふぃす・くまさんだ では敢えて、この国民年金基金と確定拠出年金をだいたい半々で運用される事をオススメしたい。 最低限の金額を国民年金基金で確保した上で、月額上限の68,000円まで掛けるというモノである。 ちなみに、確定拠出年金は年に1回しか減口もしくは増口できないが国民年金基金は減口は回数に制限無く、また増口は年に1回だけできるので、経済状況の応じて国民年金基金の方で自由に調整するという事も可能である。