今晩というか、日本時間の明日早朝にFOMCの結果が判明します。 先週、緊急FOMCを開催して75ベーシス(0.75%)の利下げを行っている事から、マーケットでも見方が分かれているようです。
基本的には50ベーシス(0.5%)は織り込み済みと言っても良いレベルに来ているのですが、未だに25ベーシス(0.25%)に止まるのではないかという読みや、あるいは、利下げはないのではないかという見方をする向きもあるようです。 個人的には25ベーシス(0.25%)は確実で、50ベーシス(0.5%)は微妙なところだろうという読みをしているのですが...
と言う事で、基本的にマーケットが50ベーシス(0.5%)を織り込んでいる以上は、25ベーシス(0.25%)もしくは利下げ無しだと失望売りが相当に出る可能性が高いと見ています。 これは、株式市場のみならず為替市場でも同様だと思っていますので、結果次第では急速な株価下落と円高の進行が見られるのではないでしょうか。 この時には、日本市場も平穏でいられるはずはなく、日経平均で500円以上の下落になるものと推測します。
また、今週はアメリカの重要な経済指標も週末まで目白押しになっています。 今日は10-12月期のGDP速報値が発表になりますし、明日は12月の個人所得・消費支出、明後日は1月の雇用統計やISM製造業景況感指数などが出てきます。 そんな中で、FOMCの結果を受けての急落局面になった場合には、経済統計次第では一層の下落も予想される事から、日本の株価も1月22日の下値を割って下落する可能性もあります。
いずれにしましても、今日以降はアメリカから目が離せない3日間が続きそうです。 もし、下落しても慌てふためくことなく、資金に余裕がある場合には買い向かう姿勢を見せるくらいの落ち着きが必要になります。 以前からも書いていますが、狼狽売りだけはしないように、気持ちを落ち着けて行動しましょう。