「相場で勝っているのならば12月は無理に手を出さない方が良い」という話を良く聞きます。 まぁ、年末ギリギリまでやって、敢えてリスクを取る必要はないでしょう。 もちろん、利益は上がっていても含み損がある人は、損失確定を行って税金対策をするというのは必要でしょうね。
でも、本当の意味は違うところにあるようです。 欧米の機関投資家や証券会社などのファンドマネジャーは、感謝祭までに大きく利益を上げていれば、何もしなくても実績を上げているので感謝祭以降は仕事を休んでしまうそうなのです。 そして、12月にもなって仕事をしているファンドマネジャーは、損失を被っているので取り返そうとして必死なのだそうです。 当然、自分の首もかかってきますから必死になりますよね。
そんな状況なので、基本的に12月は相場が荒れやすくなり、個人投資家レベルだと乱高下に巻き込まれて損失を被ってしまう可能性があるので「休んだ方が良い」のだそうです。 確かに、市場参加者は少なくなり、出来高も年末に向けて細っていく傾向にあります。 これは株式市場のみならず、為替市場や商品市場でも同様の事が言えるそうです。
さて、皆さんの成績はいかがだったでしょうか? もし、それなりの利益を確保しているのならば欧米を見習って、休んでしまうのも良いかと思います。 損失を出している人は、多少でも取り戻すために年末ギリギリまで頑張りましょう。 自分は?というと...内緒です。