先日、大腸内視鏡検査を受ける事になりまして、丸一日病院に拘束されました。 何で大腸内視鏡検査を受ける事になったのかというと、毎年受診している人間ドックの検査で「便潜血」の項目が引っ掛かり、要精密検査となったためです。 大腸内にポリープが出来ている可能性があると言う事ですね。
で、これの何処がタイトルの「保険証書を見直してみよう」と関係あるのかというと、大腸内視鏡検査で問題なければ全然関係ない話なのですが、ポリープが発見された場合に問題になるのです。 大腸内視鏡検査によるポリープの摘出行為は「手術」と言う事になりまして、その上、術後観察のために1日入院となります。 この場合、健康保険の3割負担を適用しても約5万円くらいの出費になるそうです。 1泊の入院にしては負担が大きいですね。
さて、僕が通院している病院の看護師さんから検査の事前説明を受けたときに言われたのですが、医療保険や生命保険の特約などで、申請すると費用が保険で負担できるケースがあるそうです。 そうなれば、比較的財布に重い負担であっても一時的な負担と考えれば安心ですよね。
そこで、自分の保険を見直してみました。 残念ながら、入院の日数が全然足りなくて保険は下りないのですが、約款の方も見てみると内視鏡検査によるポリープ摘出でも保険の適用範囲である事が判りました。 これ、看護師さんから言われなければ気が付かなかった事で、ファイナンシャルプランナーとしては恥ずかしい事態なのですが...
そうして考えると、医療保険とか生命保険の医療特約とかって、意外にも適用されるケースが広い事が判ります。 今一度、保険証書と約款をじっくり読み直してみてはいかがでしょうか。 例えば、この年末年始で特にする事もなく退屈だと思ったら、ちょっとした読書だと思って約款をザックリと読んでみるのも良いのではないでしょうか。 読んでみても判らなかったら、保険会社の担当を呼びつけて聞いてみるのも良いでしょう。 その為に、営業担当はいるのですから活用しなくてはいけません。
あるいは、保険に詳しいファイナンシャルプランナー(殆どのファイナンシャルプランナーは一通り理解しているはずです)に相談してみるのも良いでしょう。 保険の全面的見直しとか言うケースでなければ、普通は無料相談で対応してくれるはずです。
払っている費用が高いから保険そのものを見直す。 それ自体も結構な事ですが、「じゃぁ、今はいっている保険は何処までカバーされているのか?」という事を今一度考えてみると良いでしょう。 そのこと自体は無駄な事ではないですし、保険証書を見直す事で「無駄な部分」と「抜けている部分」が見えてくるのではないでしょうか。 ある程度知識を付けておかないと、保険会社の営業さんにカモにされるだけになるかもしれません。
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