2007年12月1日からイーバンク銀行が、ATMの利用に関して改悪をする。 実は、このニュースを知ったのはmixiのイーバンク銀行コミュニティのトピックスからで、イーバンク銀行からのお知らせは、昨日になって、ようやく届いたというものである。
改悪内容は以下の通り。

  • ATMでの入金に関して、従来は何回でも無料であったのだが、無料回数に制限が生じる。
  • ATMでの出金に関して、カードの種類によって所定回数が無料だったのだが、無料回数に制限が生じる。
  • ATM利用の無料回数に関しては入出金合わせた回数でカウントされ、最大で月間5回までとなる。

このうち、ネット専業銀行として致命的なのは「入金に関しても出金と合わせた所定回数を超えると有料となる」という点だ。 通常、銀行というものは「預金をして貰ってなんぼ」の世界なので、入金に関してはATM利用料が回数に制限無く無料というところが殆どだ。 それが、所定回数を超えた場合には「有料になる」というのだから驚きを禁じ得ない。
しかも、利用者への告知期間が実質的に1ヶ月未満で実施されるというのもナンセンスな話だ。 通常は遅くとも1.5〜2ヶ月くらい前には告知されるべき話であって、その為に宣伝メールもやむなく受け取っている。 それなのに1ヶ月を切ってから告知メールが送られてくること自体、利用者をバカにしている話であると言わざるを得ない。
ネット専業銀行には、このように突然の告知でサービスの改悪を行う例があるということを、リスクの一つとして認識し、最悪の場合は即座に口座の解約が出来るように、重要な引き落としや給与などの受け取り等には利用しないというリスク管理も重要になってくるのではないだろうか。 ネット専業銀行の中には経営状態が好ましい状態ではないところもあると聞く。 恒に経営状態の把握をしておき、いきなりATM利用が出来なくなる可能性も考慮しておく必要があるだろう。