今日、野村證券のインターネット取引サービスなどで障害が発生し、株式の取引が出来なくなったほか入出金も出来なくなるという事態が発生した。(ニュースソースはこちら) 報道によると、障害は深夜の午前2時30分頃に発生したそうで、午前11時19分に復旧するまでの約9時間もの間、続いたわけである。
原因は電源系統の故障としか伝わっていないが、窓口での売買や機関投資家の野村證券経由での売買に影響がなかったようなので、ウェブ系とか入出金系へ情報を中継するためのシステムに障害が発生したのではないかと推測される。 また、障害対応の時間のかかり方などを考えると、サーバーハードの問題ではなく、UPS(無停電電源装置)の障害の様な感じがしている。
さて、皆さんの事業所ではサーバーの電源は何で保護しているでしょうか? 停電対策としては、先に挙げたUPS(無停電電源装置)で保護をされていると思います。 では、そのUPS(無停電電源装置)が故障したらどうしますか?
実は、以前勤めていた会社で、まさしくUPS(無停電電源装置)の故障に遭遇しました。 その時は、UPS(無停電電源装置)が中途半端な壊れ方をしたので再現性がなく、なかなか修理に出せない事態となりました。 また、偶然にも、そのUPS(無停電電源装置)に接続されているサーバーが電源の二重化をしていないものだったので、被害が大きくなる事態となったりしました。
サーバー機のハードウェアの中で故障率が高いのが、ハードディスクドライブと電源装置です。 その経験上から、自分が試用を決定して導入したハードウェアに関しては全てハードディスクドライブと電源装置の冗長化を行って、万一障害が発生しても影響が軽微になるようにしました。 ちなみに、サーバー機の電源装置を二重化しただけではダメで、UPS(無停電電源装置)の二重化も必要になります。
こうして考えると、自社でサーバーを抱えて可能な限りの無停止構成にしようとすると、非常にお金がかかることがわかります。 ぶっちゃけ、一般の電源ではダメで停電時に発電機からの供給をされる系統も用意しないとなりませんし、サーバー機だけの保護ではダメでネットワーク機器の電源も保護しなければなりません。 さぁ、大変です。 でも、例えば自社のウェブサイトを自社内のサーバーで運用しようとすれば、そこまでやらないと万一の時にビジネスチャンスを逃してしまうことになりかねません。
そんな負担を軽減するのがレンタルサーバーであり、より高機能にしたものが仮想専用サーバーとなります。 宣伝ではないですが、当事務所では格安で高機能なグループウェアの導入や、一般のウェブサーバー、メールサーバーとしての利用など、様々な要求に対応できるように準備しております。 また、当事務所のサーバーと同一のものですので、事前検証なども十分に行うことが可能ですので、御相談をお寄せいただければと思います。
自社でサーバーを抱える時代は、そろそろ終わりに近づいています。 経理面からも財務面からも、そして運用面からも設備面からも、全てにおいて有利な仮想専用サーバーの導入を考えてみませんか?

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