先日も社名を出さずにチラッと書いたのですが、古参のFX業者である株式会社ジェイ・エヌ・エス(JNS)は本日付で金融庁より登録取り消しの行政処分を受けました。 これにより、FX業者としての営業の継続はできなくなり、事実上、廃業に追い込まれることになります。 もし、このブログの読者の方でJNSに口座を開いている方がいらっしゃるようであれば、早急に出金手続きを行うよう推奨します。
さて、この業者なんですが、結構多くのFX関連の有名ブログで取り上げられていて、比較的優良な業者とされてきました。 しかしながら、実態としては法令に違反する行為を行っていたわけで、決して優良な業者ではなかったわけです。 こうなると、何をもって判断するかが重要になってきます。 有名ブロガー達が取り上げてきたのは、もちろん彼等が口座を開いていたケースもあるようなのですが、実態としてはアフィリエイト広告による収入目的だったようです。 実際、彼等のブログに張られているバナーをクリックして口座を開くと、彼等にお金が入るようになっています。
有名なブロガー達が取り上げているから「安心できる」と思っている方がいらっしゃるようであれば、その考えは捨てた方が良いでしょう。 彼等の目的は広告収入でしかないのですから、安全かどうかなんて知ったこっちゃ無いのです。 彼等が実際に口座を開いて資金を投入していない限りは、その業者が破綻しようがどうしようが関係ないのです。
前回も書きましたが、今の所は健全(と思われる)な業者を選択するには、以下の基準で行うしかありません。
1. 株式を上場している業者を選ぶ。
2. 株式を上場している企業の子会社である業者を選ぶ。
3. 短資系の業者を選ぶ。
正直なところ、これとて万全ではないのですが、基準を挙げるとするとこれしかありません。 自分の場合は、基本的に株式や投資信託も取り扱っている証券会社(FX専業で「証券会社」を名乗るところもあるので注意が必要です)に口座を開いています。 いずれの証券会社も親会社が上場しているので、ある程度は安心できるかと思っています。
いずれにしても、万全を期すのならば資金は分散して投入するというのが基本だと思います。 取引が煩雑になってしまいますが、仕方のないことではないでしょうか。 投資の基本は「分散」ですから、口座も複数開設して資金を分散させるのは最低限の自己防衛だと思うしかないでしょう。
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