13日から15日にかけて千葉の幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2007」に行ってきました。 そこで気が付いたことを幾つか挙げてみたいと思います。

  • J-SOXに関する展示が激減した。
    昨年はログ収集やフォレンジックツール等、相当数の展示があったのだが、今年は数えるほどしかなかった上に、殆どがログ収集に関するものになっていた。
  • 放送と通信の融合に関する展示が減った。
    昨年はUSEN(Gyao)等も巨大なブースを出していたが、今年は動画配信系の展示はなく、ハードウェア関連の展示ばかりであった。 また、同時開催のIMC Tokyo 2007も閑散としていた上に、仮設スタジオが無くなり会場内の放送自体が無くなっていた。
  • 今年のテーマはNGN(次世代ネットワーク)?
    今年目立ったのはNGNに関する展示で、各大手メーカーや通信キャリアのブースでは半分近くを割いて展示しているところもあった。 今年の末から利用者数限定ながらサービスインする予定とのことで、主要なテーマであるとも言える。 ただ、概念展示が多く実機などを用いた体験展示は極少数であった。
  • 今さらWeb 2.0?
    すごく小さいテーマブースとして設置され、何社か展示していた。 感覚的には今さら感があるのだが、実際に携わっている人からするとまだまだだそうで、アメリカで先に開催されたInteropではWeb 2.0一色という感じもあったそうである。 ただ、展示内容を見ていると「どこがWeb 2.0?」というモノもあり、今イチだった。
  • 規模がだんだん小さくなっていく?
    気のせいかもしれないけど、徐々に規模が縮小傾向にあるように思える。 毎年見ているわけではないので何とも言えないのだが、今年は大きなブースが少なかったような気もするんだよなぁ。 特にIMCなんて、一つのホールを使い切れていないくらいに縮小してしまっていました。

まぁ、ざっくりと書き連ねてみたところではこんな感じでしょうか。 各メーカーの展示内容などに関しては、ニュース系のサイトの方が充実しているので、そちらを見てください。
ちなみに中小企業向けコンサルティングを行う上で有効と思われる情報は幾つか収集していますので、コンサルティングの御依頼を頂いた企業様に対しましては、今回の視察内容を反映したコンサルティングが御提供可能かと思います。