昨日の報道なのですが、証券取引等監視委員会が昨年11月から行っていた外国為替証拠金取引(FX)業者への立ち入り検査の結果、約6割の業者に何らかの問題があり、一部業者に関しては金融庁に対して処分の勧告を行ったという事です。
ここのブログでも以前から書いていましたが、FX業者に関しては歴史のある有名なところでもリスクが伴うため、業者選択は慎重に行うべきだと思います。 安易にキャンペーンに釣られたりとかしないようにすることが大変重要な事です。 もちろん、キャンペーンを行っているから悪い業者というわけではないのですが、慎重な業者選択が重要になります。
あとは、リスク分散のために複数の業者に口座を開設して取引する事も重要な事だと思います。 相場の世界では「卵を一つの籠に盛るな」という格言があります。 これはリスク分散の必要性を説いた格言で、一つの籠に卵を盛ってしまった場合に落としたりすると全てがダメになるという事を示しています。
基本的にはコンプライアンスのしっかりした上場証券会社に口座を開くのも手だと思いますし、市中銀行を相手に商売している短資系と呼ばれる会社を選択するのも手だと思います。 私自身も現在は4つの総合証券会社に口座を開設しています。
いずれにしても、ここ1〜2ヶ月で金融庁からの処分が出ると思われますので、それを見てから口座開設しても良いでしょう。 取引上の損失は自己責任と諦める事ができますが、業者の破綻(あるいは業務停止処分)による損失は諦めきれない部分があると思います。 その様な事態を避けるためには、待つ事も重要なのではないかと思います。

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