最近、個人事業のパソコンサポートサービスが流行っています。これ自体は決して悪いことではないのですが、気になるものを発見したので注意喚起しておきたいと思います。
それは、リモートサポートサービスなのです。
大手でもやっているのに「何故危険なの?」というお考えもあるかと思います。実は大手で行っているサービスはルーターを越えることが出来るように、端末側がクライアントとなって専用のツール(もしくはブラウザ)を用いてサーバーに接続し、サポートを受けます。このため、ルーターの設定変更(外部からの接続許可)をする必要がありません。
しかしながら、個人事業のリモートサポートサービスの場合、専用のサーバーを用意出来ないことから、VNCやリモートデスクトップといった汎用のツールを用いることが多いです。それらのツールは端末側がサーバーとなって、サポートする側から接続する必要があります。そのため、事前にアプリケーションを導入したりルーターの設定を変更しておく必要があります。ところが、そうすることで外部から攻撃を受ける危険性が増す可能性があるのです。実際、VNCやリモートデスクトップのポートへの攻撃は多いですし、攻撃が成功すればパソコンは乗っ取られてしまいます。
そのような危険性があることから、弊社のサポート方針は「現地での対応」のみとし「遠隔での対応」は致しません。御客様のパソコンを攻撃に晒すわけにはいかないですから。