個人事業主として開業するには、前のエントリで説明した所管の税務署への書類提出の他に、各地方毎に地方自治体に対しても書類を提出する必要があります。 私が住む札幌市の場合は北海道庁の道税事務所への書類提出が必要になります。 なお、札幌市への提出は必要ないそうです(2007年1月現在)。
道税事務所へ提出する書類は「個人事業税の事業開始等の届出書」というものになります。 期限は特に無いようですが、税務署への書類提出と一緒に行った方が後々面倒でなく宜しいかと思います。 これは写真の書類ですが、北海道に対して「開業しましたので、よろしくお願いします。」という挨拶状みたいなものだと思って良いでしょう。 この書類を提出することによって北海道的には「事業を行っている個人」という認識をし、国税庁の方から連絡が来て地方税を請求できる人であるという認識をします。 札幌市の場合は、その連絡を持って届出の代わりとしている模様で、特に届出は必要ありません。
この書類は北海道庁のウェブサイトにPDFで用意されているので、それを印刷した上で記入し提出します。 税務署への提出時のように、コピーと共に提出するとコピーの方を控えとして受領印を押して返して貰えるかどうかは判りません。 写真の書類は提出前にスキャナで取っておいたものなので... 一部空欄もありますが、特に問題なく受け取って貰えましたので、この程度の記載で十分だと思います。
以上で役所に対しての宣言は終わりです。 これで、あなたも大手を振って個人事業主を宣言することが出来るようになりました。 あとは、事務所の準備とか、事務用品の準備、屋号での銀行口座開設とかになります。
申請書サイト:
北海道の「個人事業税の事業開始等の届出書」のPDFはこちら