世の中のメーラーには迷惑メールフィルタというのが実装されています。また、比較的真っ当なメールサービスや大企業などの場合、メールサーバー自体に迷惑メールフィルタ機能を実装していたりします。それらの、迷惑メールフィルタが参照することが多いのが「Spam Block List」というブラックリストです。弊社のメールサーバーでも、幾つかの「Sam Block List」を参照して迷惑メールを防いでいます。
先ほど、今話題のロリポップから発信されたメール(迷惑メールではない)が「Spam Block List」に引っ掛かり、エラーになって弾かれ返送されました。調査したところ、今回の事件とは関係ないようですが、昨年の今頃に迷惑メールが発信されリストに登録されたようです。
安価なレンタルサーバーサービスの盲点と言いますか、比較的、迷惑メールの踏み台にされやすいようで、GMOが持っているIPアドレスの場合、今回参照した「Spam Block List」には31件登録されていました。そのようなIPアドレスから発信されたメールは迷惑メールとして判断されやすいことが判っています。そのようなサーバーをビジネスに使っている場合は、ビジネスチャンスを逃すことになりかねません。
では、そのようなブラックリストに掲載されているのはどうやって知ればいいのでしょうか?
実は、ブラックリストに掲載されている場合、発信されたメールはエラーになって返送されます。解除方法は、掲載されている「Spam Block List」によって異なるのですが、返送されたメールのヘッダにエラーになった理由とブラックリストからの解除方法が掲載されています。それを見て、解除依頼をするしか方法はありません。多くの「Spam Block List」サービスは海外で提供されているものなので、英語で解除依頼をする必要があります。
なお、解除に関するポリシーも設定されているため、依頼したからと言って必ずしも解除されるものではありません。特に、一般のレンタルサーバーを利用してIPアドレスを共有している場合は、解除されない可能性が高いです。その場合、レンタルサーバーのサポートに対してエラーメール全文(ヘッダを含む)を送付して解除依頼するようにお願いする必要があります。問題なければ、1週間ほどで解除されます。
実は、弊社代表が昔勤務していた会社でも原因は不明ですが「Spam Block List」に登録され、大手企業のメールサーバーで弾かれることがありました。たまたま、弊社代表が情報システム担当であったため、原因に気付き適切な対応をすることで解除して貰ったことがあります。
もし、発信したメールがエラーになって戻ってくることが多い場合、調べてみると良いと思います。知らないうちにブラックリストに掲載されている可能性があります。不明な場合、弊社にお問い合わせ頂ければ、有償にはなりますが助言させて頂きます。また、場合によってはサポートもさせて頂きます。お問い合せフォームより御連絡下さい。