プライベートなブログに検索していらっしゃる方が少なくないので、こちらにも書いておきます。
検索で引っかかる、昔書いた記事はケージナットをラックの外面側につけたという話でして、通常では有り得ない話ではあるのですが実際にあったもので驚いて書いたものです。そんな状態だと、ちょっと強い力がかかると抜けてしまい、機器が落下しますので非常に危険なんですが、プロがやらかした事件の一つでした。
おそらく検索で来られる方が求めているのは、縦か横かと言う事だと思います。実際に検索してみたのですが、曖昧なのが多いですね。まぁ、これもプロの方ですら判っていらっしゃらないので仕方ないのですが、正解は「縦」です。そうしないと、機器をネジ止めするときに左右の調整が出来ずネジを傷めてしまうためです。プロの方でも「横」につけて、無理な力でネジ止めをしてダメにしてしまう方もいらっしゃいます。
機器に付いている耳(ネジ止めする出っ張り)のネジ穴が正円ではなく楕円だとケージナットを左右に動かして調整する必要はないのですが、左右とも正円の場合もあるのでケージナットを左右に動かして調整しないと真っ直ぐに止められないんですね。結果として正しく止められないか、ネジを傷めてしまうことになってしまいます。いずれにしても、強い力がかかったときに外れてしまう可能性が高くなります。
ちなみに、何でもそうなんですが、ネジは軽い力で回らなくなった場合、正しい向きになっていない可能性が非常に高いので無理にねじ込まないことが重要です。正しい向きにネジが入っている場合は、指2本でドライバーをつまんで回しても入るくらい力を必要としないものなのです。それが、ドライバーをしっかり握って、力こぶを作らないと入らないという状況は全く正しくありません。ねじ山を潰してしまい、ネジとしての効力を失ってしまいますので絶対にしないようにしましょう。
最後に、ケージナットはラックの内面側に縦に付けるのが正解と言う事です。