中小企業にとっては、ここ2〜3年は求人難の時代に入っているみたいですね。 新卒は売り手市場になっているので、優秀な人材は大企業に根こそぎ持って行かれてしまうみたいです。 そこで中途採用に社運をかけている企業さんも多いみたいですが、中途組は自分を安売りしませんので別の意味で人材難になっている模様です。
そんな中小企業は求人をどうされているのでしょうか?
ハローワークに出したり、民間の求人サイトに出されたりしているみたいですが、なかなか人が集まらないみたいで、いつまでも同じ求人がでていたりしているケースも多く見られます。
その様な企業さんは何が問題なのでしょうか?
まず第一に、条件が悪すぎるケースが見られます。 給与などを低く抑えたいのは判るのですが、中途組は自分を決して安売りしません。 従って、他と比較して給与水準が低ければ人は集まらないでしょう。 しかしながら、中には「出す気のない(異常に高い)給与水準」を提示している企業様も見受けられます。 それは、双方にとって決して良い結果になりませんので止めましょう。
次に見受けられるのが、年齢不問を謳っていながら実際には制限をかけているケースです。 これは、給与水準をみれば一発で見破れます。 その様なケースは求職者に対して大変失礼な行為にあたりますので、止めましょう。 法令に違反しているわけではありませんが、その企業のコンプライアンスを問われますので企業イメージの低下にもつながります。
最後に最も重要な事は、応募してきた人たちをぞんざいに扱ってはいけないという事です。 あなた方企業側が求めているような優秀な人材は極僅かしかいません。 もし、ぞんざいに扱った人が、その僅かな人材だったらどうしますか? 人間、欲が出るもので「他にもっといい人がいるかもしれない」と思いがちですが、そんな事はありません。 企業人であれば欲を出さずに、応募してくれた人を丁寧に扱い、必ず面接いたしましょう。 面接が面倒だから書類だけで落とすという例もみられるようですが、その人が優秀な人材である可能性もあるのです。
中小企業は人を選り好みしてはいけません。 もし、人材を確保できなかったら事業計画にも影響を及ぼす事になりかねません。 応募してきた人は丁寧に扱い、じっくり観察するために一旦は採用する事も大事だと思います。 そのための試用期間なのですから、試用期間を十分に活用しない手はないでしょう。 みすみす優秀な人材を逃す事になったら... それこそ目も当てられません。
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