IT関連企業が社長ブログを始めて話題になってから、いろんな会社で社長ブログを開設するのがブームになっている。 数多くある社長ブログの中から幾つか閲覧しているのだが、そこで思う事がある。
それは、社長の品格が表れるという事だ。 中小企業であれば「社長の品格=企業の品格」と考えても良いだろう。 社長ブログは基本的に営業ツールであって、一個人がやっているブログとは存在する意味が違う。 と言う事は、そこに書かれる内容も自ずと制限されてくるのは当たり前だ。
ところが、最近目にする社長ブログの多くが、そこを忘れているのである。 自分の周りで起こった出来事を日記風に書いているだけのブログだったりすると、正直なところ社長の人格を疑いたくなる事もある。 ましてや、某巨大掲示板で使われるような用語を平気で使っているようでは、その企業の将来性を疑いたくなる。 要するに、社長の器でない人間がブログを書いているように見えてきてしまうのである。
ある企業の社長ブログは、その典型である。 ベンチャー企業を名乗る、その会社の本業は別なのにIT関連企業を名乗っているその会社の社長ブログは、本当に酷い。 「この社長は本業を忘れているのでは?」とか「本業を疎かにして大丈夫なのか?」と思ってしまうのである。 また、言葉遣いも酷いもので、正直なところ、その様な企業とは取引をしたくないと思ってしまう内容が多いのである。 典型的な社長の自己満足ブログであって、営業ツールである事をすっかり忘れているのである。
社長ブログというのは確かに流行っているが、流行りだけで乗ってしまうと失敗する。 お客さんが読んでいるのだという事を必ず意識して書かないと、企業としての信用をなくすばかりでなく、営業機会を失う事になりかねない。 社長ブログは社長の人格が如実に表れるので、本当に注意しないと逆効果になってしまうのだという事を常に意識してネタを探して書きましょう。
「キターーー!!」とか「(笑)」とかは基本的に厳禁です。 特に前者のような言葉を使うと、最悪な社長ブログの典型になってしまいます。 「キターーー!!」なんて、社長の人格を疑いたくなりますよね。 っていうか、社長の品格がない人間が社長をやっているのではないかと疑います。 そして、その企業の事業継続性を疑ってしまいます。 その様な事の無いように気をつけて書きましょう。 ここも、できるだけ気をつけて書いているつもりですが、ひょっとするとダメ出しされるような言葉遣いをしているかもしれませんね。 自分自身は(法人化していないので)社長ではありませんが、今後も慎重に書いていきたいと思います。