最近は落ちついてきているようですが、リーマン・ブラザーズ破綻以降の急速な金融不安の影響で、外為市場にも混乱が生じているようです。 通常だと金利差によってプラススワップやマイナススワップが発生するのですが、一時期は買いでも売りでもマイナススワップが発生するという事態も起こっていたようです。 これは、一時的な現象とはいえ長期的視点からプラススワップを貯めていた人にとっては青天の霹靂だったのではないでしょうか。 ただ、スワップの縮小という現象は続いているようですので、期待した収入が得られない人が多いみたいです。
そんな中、最悪の事態が発生しました。 高金利通貨として知られるアイスランドクローナが、アイスランド国内のスワップマーケットの機能不全から各FX業者で取り扱いが中止になり、強制決済されるという事態が発生しました。 詳細な情報は伝わってこないのですが、一連の金融不安の影響が全世界的に及んだ事によるものと考えて良さそうです。
この状況が改善されない限りは、これからも同様の事態が発生する可能性がありますので、マイナー通貨で取引をされている皆様は十分な注意が必要でしょう。 一連の混乱が収束するまでには、まだまだ時間が掛かりそうです。 このブログを御覧の皆様におかれましては、FX取引は慎重に行うよう注意申し上げたいところです。