使えるシステム構築を!
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
くまさんの「システム構築のススメ」
- 第 8 号 -
発行日:2007年6月7日
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
『見積を得てから行うこと』
前回は、見積を得るところまで進めてみました。 今回は、見積を得てから業者決定に至
るまでの部分で、何をすべきなのかを書いてみたいと思います。
各SI'erから見積を得たら、仕様書に対する対応状況などの確認をします。 通常、見積書
と一緒に「自分達の提出した見積の範囲を説明した資料」と「各ハードウェア、ソフトウ
ェアのカタログ」を添付してきます。 逆に言えば、見積書だけをポンと提出するような
SI'erは「どんぶり勘定」的な部分があり評価に値しませんので、そのような見積書は破棄
しても構いませんし、最初から選外とするのが妥当な対応です。
先ずは、見積書の想定範囲と自分達の作成した仕様書と一致しているのかどうかの確認を
しましょう。 この段階で、大枠として仕様書に記載がありながら見積範囲に含まれてい
ない内容に関しては、SI'erに対して確認をし、再提出を希望するようであれば再提出を待
ちます。 おそらく、仕様書をSI'erに配布してから質問を何度かしてきた業者だと問題は
ないかと思いますが、往々にしてあるのがSI'erの勝手な解釈というものです。 勝手な解
釈をされると、見積範囲に抜けが生じていたりする可能性がありますので要注意となりま
す。
次に、自分達が作成した仕様書の充足状況などを一覧表に纏めます。 この段階では見積
書の金額は気にしなくて構いません。 各社各様で説明資料を作ってきますので、それを
読み解き自分達が判断しやすいように一覧表にします。 もし、判らないことがあれば業
者に対して質問をして齟齬の内容にしないといけません。 あまり細かく書くと、後で見
たときに客観的に判断できなくなってしまいますので、基本的には○△×の3段階にして
おくと良いでしょう。 もしくは5段階評価にとどめておくのがよいかと思います。
この段階で見積金額を気にしないようにするのは、金額を見てしまうことで仕様の充足度
合いよりも金額に引っ張られて決まってしまう恐れがあるからです。 当然のことながら、
金額が極端に安いものは仕様書の充足度合いが非常に低いものである可能性が高いのです
が、先に金額に目が行ってしまうと正しい評価が出来なくなります。
一覧表が完成したら、仕様の充足度合いの高いものから数社(見積提出業者の半分程度)
に業者の数を絞り込みましょう。 仕様書ありきではあるものの、仕様を完璧に満たす業
者だけを選定すると結果的には見積金額が一番高い業者に決まってしまう可能性がありま
す。 それでは、相見積もりをとる意味がありませんので、数社(最低2社)に絞り込む
程度にしておきましょう。
次のステップとしては、絞り込んだ業者に対して再度の見積書提出依頼となります。 一
度の見積書提出で仕様を100%満たす業者というのは、まず現れません。 何処かしら欠け
ている部分がありますので、その部分を打合せの上、見積書の再提出を依頼します。 も
ちろん、端から対応不可のために仕様書を満たさない部分がある場合もありますが、往々
にしてあるのが仕様の解釈が出来なかった(もしくは誤った)ということですので、細か
い打合せをして確認をする必要があります。
最終的に見積書(と説明資料)が出そろった段階で、見積金額と仕様の充足度合いの対比
をしていきます。 一番仕様の充足度合いが高く、かつ、見積金額が予算内に入っている
のであれば、その業者に決定しても構わないでしょう。 不幸にして、予算をオーバーし
ている場合には、仕様書上で優先順位の低い部分を削ることで、金額の圧縮を図ります。
この場合、仕様書上でキーになる部分(重要な要素を示す部分)を削ることは絶対に避け
なければなりません。 とにかく、短時間で費用圧縮を図ろうとして重要な部分をカット
してしまうと、何のために仕様書を作成したのか判らなくなってしまいます。 必ず、重
要度の低い部分から削るようにしましょう。
筆者は、失敗プロジェクトを多数見てきました(幸いにして関わっていません)が、その
殆どは仕様上重要な部分を削ってしまうことで基本的なコンセプトを崩してしまっていま
した。 費用的には安価に済んでも、基本的なコンセプトを崩してしまっては、出来上が
ったものは当初の想定とは似ても似つかぬものになってしまいます。 このような事態は
絶対に避けなければなりません。
以上のような過程を経て、最終的に発注業者の決定をしたら、さっそく契約を済ませてシ
ステム構築に入りましょう。 恐らく、SI'erが再度現場ヒアリングなどを行い、彼等が設
計する上での基本的な資料作りに取りかかります。 以後の構築フェイズに入ったときに
重要になるのは、原則として「エンドユーザーとSEだけで直接話をさせない」という事で
す。 手を抜いて、直接やりとりさせるようにしてしまうと、いつの間にか仕様からズレ
が発生してしまう危険性があります。 必ずシステム担当者が間に入るか、同席した上で
会話をさせましょう。 ここまで順調に来たのに、最後の最後で手を抜くと元の木阿弥に
なってしまいます。
以上が今回のテーマに関する説明となります。
以後は宣伝になります。 私共は今までのユーザー企業のシステム担当者としての経験か
ら、幾つかの業者を知っています。 もちろん、業者の名前を知っているだけではなく、
各社のクセや得意な分野に関しても知っています。 仕様書作りのお手伝いの他に、その
ような業者の紹介も致しますので、ぜひ御相談下さい。
さて、次号は6月28日の発行になり、最終回となります。
------------------------------------------------------
◆メルマガ登録・削除をご希望の方は...
http://kumasanda.jp/profile/contact/mailmaga/
にて、メールアドレスを指定することで行えます。
◆バックナンバーはこちらで御覧になれます。
http://kumasanda.jp/mailmagazine/
◆本メルマガは、修正を加えない限り
転送・引用は自由になっております。
◆本メルマガは等幅フォントを利用して御覧ください。
フォントの設定を
Windowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」
等としていただきますと見易く御覧頂けます。
------------------------------------------------------
私は、この本を読んで起業しました!
━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一人起業完全マニュアル (鏡味 義房)
価格:¥ 1,575(定価:¥ 1,575)
http://www.amazon.co.jp/dp/4756908470/ref=nosim/?tag=officekumasan-22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━
発行者:おふぃす・くまさんだ(北海道札幌市) 代表 熊谷 克則
ウェブサイト:http://kumasanda.jp/
お問い合わせは、http://kumasanda.jp/mailform.htmlからどうぞ。
━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ メールを読んでクリックするだけ! GetMoney!
⇒⇒ http://dietnavi.com/?id=1157217
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━