使えるシステム構築を!
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くまさんの「システム構築のススメ」
- 第 1 号 -
発行日:2007年2月15日
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『こんなことしていませんか?』
システムを構築するというのは、“マジメに行えば”情報システム担当者にとっては一大
作業となります。
“マジメに行えば”と書いたのは、日々の運用業務が多すぎて手が回らないときには
SI'er等に丸投げしちゃうからですね。 市販品を適当につなぎ合わせて、或いは、市販
品をそのまま導入して終わらせれば、そして導入作業全てをSI'erにお任せすれば、これ
ほど楽なことはありません。
皆さんは、その様なシステム導入手法を採ったことはありませんか?
経験された方は判ると思いますが、その様な導入方法を採ったシステムは、このメルマガ
の創刊準備号に書いた
・ せっかく情報システムを構築したのに使い物にならない。
・ せっかく情報システムを構築したのに使ってもらえない。
・ せっかく情報システムを構築したのに作業の効率化が図れない。
という事態を大なり小なり招いていると思います。
以前、私が籍を置いた会社でも、その様な方法でシステムを構築した時期があったようで
した。 その様な形で導入されたシステムは、やはり使えないシステムになってしまって
いました。 そして、酷いことに2〜3年で陳腐化してしまった(=ゴミになった)のでし
た。
何故、その様なことが起こってしまったのでしょうか? 私がシステム構築をしてきた経
験、および、先人の作業の分析をすると以下のようなことが判ってきました。
1. システム化の目的がキチンと定まっていない。
2. 要件定義が十分になされていない。
3. 業務分析が不十分でシステム化による恩恵を検証できていない。
4. 情報システム担当者が勝手に突っ走る。(現場要望を吸い上げていない)
1番目と2番目は、仕様書作成が行われていないために発生します。 仕様書をキチンと作
成していれば、自ずとシステム構築の目的や要件定義がなされるわけで、それらが欠ける
ことはありえないのです。 逆に言えば、この2点のうち何れかが欠けている仕様書は仕
様書としての体を成していないとも言えます。
3番目は、業務フローの作成が行われていないことに起因します。 例えば、私のように
全ての一人で仕事をしている場合には、個々の作業の流れが頭の中にさえ入っていれば遅
滞なく物事は進みます。 しかしながら、複数人で作業を行う場合には「作業の分担」が
必然的に発生し、それぞれの分担された作業がどのように流れていって最終的な結果を生
み出すのかを、誰かが理解しておかなければなりません。 何十人、何百人という企業規
模になれば必然的にドキュメントとして残しておかないと全体を把握する事は出来ません。
(中にはスーパーマンがいて、全て頭に入っている人がいるかもしれませんが...)
業務の流れは、特に業務のシステム化をする上では大変重要になります。 一連の作業の
中で「何処をシステム化すれば効率的なのか」を分析するためには必要なものであり、シ
ステム規模が大きくなればなるほど業務フローのドキュメント化は必須になります。
4番目は、まさしく2番目と3番目に通じるところなのですが、中小企業の情報システム担
当者(特に専任)の場合は「自分は社内の情報システム(=現場業務)に精通している」
という妙な自信を持ってしまい、システム更新などを行う際にエンドユーザーの意見を聞
かず、従来の仕組みをそのまま新システムへ持って行こうとしがちになります。 結果、
業務の流れを完全に理解をしているがごとくSI'erと打合せをしてしまうため、本当にエ
ンドユーザーが欲するシステムにはならないことが発生してしまいます。
如何でしたか? 身に覚えのある方はいらっしゃいますでしょうか?
次号では、「システム化の目的」に関して深く掘り下げてみたいと思います。
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