仮想専用サーバーについて
仮想専用サーバーとは、あたかも1台の専用サーバーを所有しているかのように利用できる共用サーバーです。 共用サーバーのため、費用は非常に低く抑える事が出来るのですが、専用サーバーとしての利便性(自由な設定・運用)が可能となっています。
また、サーバーはデータセンターに設置されるため、高安定性を確保する事が出来ます。 これは、実は大変な事であり、仮想専用サーバーと同程度の高安定性を、自前で実現するのは非常に難しい事なのです。 費用的にもそうですし、現実の運用を考えても難しい事なのです。
参考までに、当事務所で管理している仮想専用サーバーの可用性を見てみましょう。 これは、サーバー監視システムにて24時間365日監視してきた結果を表しています。 2007年のデータですが...
画像をクリックすると大きな画像で確認する事が出来ます。 見ていただければ判るのですが、特に重要な部分には赤線を引いてあります。 サーバー本体の可用性を示す数値は1年間で99.998%となってます。 これは1年間通して、トータルで10分少々しか停止しなかった事を示しています。
また、サービス全体で見ると幾つもあるサービスの可用性平均は99.904%となっています。 これは1年間通して8時間25分程度の停止があった事を示しています。 サービス単位の停止は、ソフトウェアのバージョンアップ作業など、安定性やセキュリティを保つための必要な停止時間だと思って下さい。
次に、北海道内の某企業の自社サーバーの可用性を見てみます。 こちらも、先ほどと同じ監視システムによる2007年のデータとなっています。
画像をクリックすると大きな画像で確認する事が出来ます。 見ていただければ判るのですが、特に重要な部分には赤線を引いてあります。 サーバー本体の可用性を示す数値は1年間で99.893%となってます。 これは1年間通して、トータルで9時間24分も停止した事を示しています。 先ほどの仮想専用サーバーと比較すると51倍強の停止時間となります。
また、サービス全体で見ると僅か2つしかないサービスの可用性平均は99.659%となっています。 これは1年間通して29時間53分程度の停止があった事を示しています。 サービス単位の停止は、ソフトウェアのバージョンアップ作業など、安定性やセキュリティを保つための必要な停止時間や障害を入れて、1日以上も停止している事を示しています。
ちなみに、個々の企業は自社内にサーバーを設置している為、ネットワーク回線も非常に高価で安定性の高い物を使用していますし、サーバーの年間保守費用としてサーバー1台あたり約100万円を費やしています。 サーバー本体も主要部品を二重化しているため、比較的高価格になっています。
さて、仮想専用サーバーの高可用性に関しての比較はこれくらいにして、費用の比較を行ってみたいと思います。 なお、ここでは比較を簡単にするためにネットワーク部分に関しては省いてあります。
仮想専用サーバー(当事務所で設定・運用を行う場合):
初期費用:(サーバー)5,250円+(初期設定)150,000円=155,250円
月間費用:(サーバー)11,760円+(監視・運用)20,000円=31,760円
年間費用:31,760円×12ヶ月=381,120円
毎日の自動バックアップ(3世代)費用込み。
減価償却不要。
某企業の自社サーバー:
初期費用:(サーバー)500,000円+(初期設定)500,000円=1,000,000円
年間費用:(運用)1,000,000円
その他、自社のシステム部員による監視と週1度のバックアップ(3世代)が発生。
5年間の減価償却が必要。
こうして考えると、費用的にも格段の違いがある事が判ると思います。 また、財務的には減価償却が不要になるために、非常に優しい事が判ります。 特に、サーバー台数が増えるほど、その差は歴然となってきます。 しかも、自社のシステム部員の手を煩わす事がないというのも、人件費の面からメリットが大きいと思います。
高可用性サーバーを安価な費用で導入できるメリットは非常に大きいでしょう。 また、サーバー運用のために自社で情報システム部員を確保する必要もありません。 人件費という、目に見えない費用の面からもメリットが大きいと思います。 しかも、箱物を持たないので、随時高性能なサービスへ移行する事も出来ます。 サーバーの性能向上は目を見張る物がありますので、減価償却が終わるまで基本的には更新できない、自社サーバーと比較すると本当に便利だと思います。
是非、検討をしてみて下さい。 その差は歴然です。

